ニュースレター

原子力国民会議ニュースレター

第122号 大飯原子力発電所設置変更許可取り消しは不当~上級審の冷静、合理的な判断を待ちたい~

*** 概要 ****  大阪地裁が12月4日、関西電力大飯原子力発電所3、4号機の原子炉設置変更許可を取り消した。規制委の安全側に立った厳格な審査の実態を無視した、恣意的、皮相的な判決である。2050年脱炭素社会の実現...続きを読む »

2021年2月18日(木)

第121号 原子力の運転制限40年から停止期間を控除せよ

*** 概要 ****  原子力発電所の再稼働安全審査の期間中、プラントは運転を停止しているが、この停止期間が40年の運転期間にカウントされ、実質的な運転期間が削られている。停止中の装置、機器の劣化は限定的であり、運転期...続きを読む »

2020年12月18日(金)

第120号 事業変更許可を得た再処理施設を活用するため原子力発電所の審査・建設を促進せよ

*** 概要 ****  福一事故を反映した再処理施設が7月29日に、MOX加工施設が10月7日に、そしてむつ市に建設中の中間貯蔵施設が9月2日にそれぞれ安全審査を事実上終了した。今後、パブコメにかけられるものと思われる...続きを読む »

2020年10月19日(月)

第119号 主力電源である石炭火力発電を安易に手放してはならない

*** 概要 ****  政府が、一層のGHG削減を目指して、2030年までに非効率石炭火力発電所を休廃止する方針を表明した(2020年7月3日)。脱炭素の道筋を示すことは重要だが、主力電源として、安定供給と変動再エネ発...続きを読む »

2020年10月19日(月)

第118号 伊方3号機運転差止仮処分高裁決定に異議アリ 看過しがたい過誤や欠陥はない!

*** 概要 ****  本年1月17日、広島高裁は伊方原子力発電所3号機の運転差止仮処分命令の申立を却下した山口地裁の決定を取り消し、運転停止を命じた。 この審査では、広島高裁は地震断層と火山影響評価に過誤ないしは欠落...続きを読む »

2020年6月19日(金)

第117号 予断許さぬ中東情勢 エネルギー安全保障の危機的状況を再認識し、万全な備えを

*** 概要 ****  米国・イランの対立は、ひとまず最悪の事態は避けられた。しかし、問題が解決したわけではなく、中東情勢は依然として予断を許さない状況にある。日本は原油の87%を中東に依存している。我が国のエネルギー...続きを読む »

2020年2月25日(火)

第116号 台湾で民進党政府の強制的脱原発政策を住民投票で阻止

*** 概要 ****  台湾で若者を中心とした脱原発政策を見直す「以核養緑」運動が立ち上がり、2018年11月18日に国民投票が行われ、蔡政権が電気事業法に追記した脱原発条文を削除することに成功した1)。住民投票は賛成...続きを読む »

2020年2月17日(月)

第115号 バケの皮がはがれた田中前原子力規制委員長の暴言 規制行政の監査と規制委員の人事見直しが不可欠!

*** 概要 ****  前原子力規制委員長の田中俊一氏は「選択」2019年11月号の巻頭インタビューで、「日本の原発はこのまま消滅へ」「核燃料サイクルに拘泥した原子力政策は嘘だらけ」と発言した。図らずも、氏の脱原発の実...続きを読む »

2019年12月27日(金)

第114号 政府は責任をもって福島処理水処分の決断を急げ ~トリチウムは世界中の原子力施設から放出されている~

*** 概要 ****  福島原子力事故から8年以上が経過したが、風評被害がなかなか収まらない。  今や、政府は、処理水の海洋放出の方針と風評被害対策を決断し、責任を持って、国民、漁業者、海外の理解を得なければならない。...続きを読む »

2019年12月4日(水)

第113号 実効性のある高速炉開発体制に見直すべき

*** 概要 ****  昨年12月に承認された高速炉開発に係る国の「戦略ロードマップ(以下、RM)」は「もんじゅ」との連続性や「実証炉」への言及もなく、実用化に向け具体性に乏しいものであった。  資源に乏しい我が国は原...続きを読む »

2019年10月9日(水)

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