第116号 台湾で民進党政府の強制的脱原発政策を住民投票で阻止

2020年2月17日(月)

*** 概要 ****

 台湾で若者を中心とした脱原発政策を見直す「以核養緑」運動が立ち上がり、2018年11月18日に国民投票が行われ、蔡政権が電気事業法に追記した脱原発条文を削除することに成功した1)。住民投票は賛成590万、反対401万の圧勝だった。しかし民進党政権は法律による強制的脱原発は出来なくなったものの脱原発政策は継続するとしている。
 台湾の蔡政権は香港問題で息を吹き返し原発再生運動は困難に陥っているが、もし脱原発政策が進むと温暖化防止政策次第で電力不足に陥るリスクもあるので台湾の今後のエネルギー政策の行方が注目される。

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