原子力誤解集

目   次

はじめに

第一部 「原子力の誤解」Q&A

第1章 日本のエネルギー安全保障を考える

問1 エネルギー安全保障は私たちの生活にどう関わっているのですか

問1-1 エネルギー安全保障とは、何ですか
問1-2 日本のエネルギー安全保障を脅かす要因は、何ですか
問1-3 原子力発電はエネルギー安全保障にどう関係しているのですか
問1-4 日本のエネルギー安全保障政策は、どうあるべきですか

問2 再生可能エネルギーを増やせば原発はなくせるのではないですか

問2-1 再生可能エネルギーには、何があるのですか
問2-2 固定価格買取制度(FIT)とは、何ですか
問2-3 太陽光発電の導入によりどんな問題が発生しているのですか
問2-4 東日本大震災後“原発ゼロ”でも停電しなかったではないですか
問2-5 再生可能エネルギーだけではなぜ無理なのですか

問3 ドイツの脱原発政策は社会問題を生じていないのですか

問3-1 ドイツのFITは、いつ、なぜ導入されたのですか
問3-2 FITによる経済的負担は、どのくらいですか
問3-3 ドイツ国内で生じている社会問題とは、何ですか
問3-4 日本がドイツから学ぶことは、何ですか

問4 地球温暖化を考えるとエネルギー政策はどうすべきですか

問4-1 地球温暖化の原因は、何ですか
問4-2 地球温暖化は、本当ですか
問4-3 各種発電の二酸化炭素の排出量はどうなっていますか
問4-4 地球温暖化防止に効果的なエネルギー政策は、何ですか

問5 世界の原子力政策は福島原発事故後に変わったのですか

問5-1 エネルギー政策の現状は、どうなっていますか
問5-2 新興国における原発建設ラッシュは、本当ですか
問5-3 日本のエネルギー戦略はどうあるべきですか

コラム1 ―資源小国フランスのエネルギー政策―

 

第2章 放射線の怖さを考える

問1 多量の放射線を浴びるとどんな症状になるのですか

問1-1 放射線にはどんな種類があるのですか
問1-2 放射線が人体へ及ぼす影響は分かっているのですか
問1-3 多量の放射線を浴びて死亡した事例には、何がありますか
問1-4 多量の放射線を短期間に浴びると、どのような症状になるのですか

問2 微量な放射線でも人体に悪影響があるのですか

問2-1 微量な放射線を浴びると、何が起きるのですか
問2-2 日常生活で受ける放射線の線量は、どの程度ですか
問2-3 福島で甲状腺がんが増えることはありませんか
問2-4 子供は放射線に弱いのではないですか
問2-5 微量な放射線にどう対処すればよいのですか

問3 福島産の農水産物は食べても大丈夫ですか

問3-1 日常的に食べる食物中にも放射能があるというのは、本当ですか
問3-2 体内にも放射能があるというのは、本当ですか
問3-3 食品に対する国の安全基準値は、どうなっているのですか
問3-4 農水産物の風評被害にどう対処すべきですか

問4 福島県民避難者の帰還が滞っているのは、なぜですか

問4-1 帰還が困難なのは、なぜですか
問4-2 広島の復興と比べるとどうですか
問4-3 国の帰還計画によると避難者は、いつ帰れるのですか
問4-4 汚染地域の除染目標値はどうなっているのですか

コラム2 ―寺田虎彦の自然災害に関わる箴言―

 

第3章 原発の危険性を考える

問1 原子炉は原爆のように爆発しませんか

問1-1 原子炉の核分裂と原子爆弾の爆発のしくみは、同じですか
問1-2 原発の核燃料は、核兵器の材料に転用されないですか
問1-3 原発と核兵器はともに危険であり怖い
問1-4  原発、核兵器、地球温暖化などの潜在的なリスクを比較してみませんか

問2 東電福島第一原発の事故原因は、何だったのですか

問2-1 原発の安全設計の基本は、何ですか
問2-2 福島第一原発は、どうして大事故に至ったのですか
問2-3 放射性物質は水素爆発によって大気中へ放出されたのですか
問2-4 地震発生と津波襲来によりどの機器設備が壊れたのですか
問2-5 福島第一原発の事故原因の教訓をどう生かすべきですか

問3 東北地方太平洋沖地震により、震源地に近い原発はどうだったのですか

問3-1 東北地方太平洋沖地震により震源地に近い原発は安全に停止したのですか
問3-2 東電福島第一原発以外では、なぜ大事故にならなかったのですか
問3-3 原子力発電所の安全はどのようにして確保されているのですか

問4 原発事故の教訓は、安全対策にどう生かされたのですか

問4-1 新規制基準では、どんな安全対策が示されたのですか
問4-2 日本の原発に既に設置された安全対策設備は、何ですか
問4-3 特定重大事故等対処施設とは、何ですか
問4-4 原発事故を“ゼロ”にできないのですか
問4-5 安全性の維持向上に重要なことは、何ですか

問5 チェルノブイリ事故と福島事故を比較するとどうなのですか

問5-1 両原発の事故原因は、何だったのですか
問5-2 両事故による被害状況は、どうだったのですか
問5-3 両事故の放射線による死者数は、報告されているのですか
問5-4 両事故後、どのような対策がなされたのですか

コラム3 ―原発事故と国民性―

 

第4章 地層処分を考える

問1 原子力発電ではどんな放射性廃棄物が発生するのですか

問1-1 核燃料サイクルがなぜ選択されたのですか
問1-2 使用済燃料はどのように処分されるのですか
問1-3 高レベル放射性廃棄物は、なぜガラス固化体にするのですか
問1-4 ガラス固化体の放射能は、どう減衰していくのですか
問1-5 高レベル放射性廃棄物は、どのくらい発生するのですか

問2 地層処分の安全研究はどのように進められてきたのですか

問2-1 どのような安全研究が行われたのですか
問2-2 日本で地層処分が選択されたのは、なぜですか
問2-3 地層処分における多重バリアシステムとは、どんな概念ですか

問3 地震大国の日本には地層処分できる適地はないのではないですか

問3-1 地殻変動や火山活動の影響を受けない適地が日本列島にありますか
問3-2 最終処分場の選定に断層の存在はどう関わっているのですか
問3-3 最終処分場は火山からどのくらい離れれば問題ないのですか
問3-4 日本の地質環境を理解するためにはどうすればよいですか

問4 最終処分場が決まらないのは、なぜですか

問4-1 原子力発電所は、本当に“トイレなきマンション”なのですか
問4-2 最終処分場に反対しませんが、この地域への誘致は困ります
問4-3 最終処分場は今後どう決めるのですか

問5 最終処分場は海外では決まっているのですか

問5-1 海外における使用済燃料の処分方法は、どうなっているのですか
問5-2 諸外国でもまだ最終処分場の運転実績がないのですか
問5-3 最終処分場が決まらないのは、なぜですか

コラム4 ―合意形成に関わる国民性と相互信頼―

 

第二部 原子力誤解の分析評価

 

 第1章 誤解とは何かを考えてみよう

1.1 誤解のない世界はあり得るか ―誤解が存在する理由
1.2 原子力における誤解とは何か

⑴ 原子力誤解は情緒化する
⑵ アンカー効果と後光効果
⑶ ステロタイプ化する新聞の批判形式

1.3 原子力誤解が政治問題化される実態

⑴ 心理的バイアスと政治的問題化
⑵ 世論調査
⑶ 風評被害
⑷ 風評被害に関する“未必の故意”
⑸ 地球環境問題 ―温暖化と異常気象

1.4 誤解を解く、ということはどういうことか

 

第2章 原子力誤解を解くための分析

 

2.1 解けない問題は解ける問題に分けて解く -誤解の還元法  

⑴ 日常の部分解
⑵ 汚染水の部分解
⑶ 学習での卑近な例

2.2 原子力誤解を考える登山電車方式

⑴ 登山電車の駅
⑵ 登山電車の構成

 

第三部 資料編

資料編(豆知識)→(PDF) 資料編(出典)→(PDF) 

 

おわりに

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