第69号 新規制基準に適合した原子力発電所の 内部事象リスクが安全目標をクリアしている ことを原子力規制委員会自身が公表せよ

2017年7月19日(水)

**** 概要 ****

 全ての新規制基準をバックフィットした原子力発電所がどれだけ安全になったのかが適合性審査完了時に明確にされていない。 だから適合性審査に合格した原子力発電所がどれだけ安全と言えるのかどうかが、国民には判らない。安全目標が規制基準でないことは十分承知している。確率的リスク評価(PRA)手法には評価に加えたものと評価していないものを明示すべきである。リスクの大きい地震と津波は是非とも含めてほしい。原子力規制委員会は、国民に対し今の規制水準が適正なのか否かを示すべきだ。因みに、川内原子力発電所1号機及び2号機は、10-6/炉年の頻度で起きる事故時の1日当りの放射能放出量は目標(100テラベクレル2)の125分の1の0.8テラベクレルと評価されているが、この計算に何が含まれ、何が含まれていないのかは不明だ。
 原子力規制委員会は現在の安全目標の限界を示すためにも是非とも評価値を公表すべきである。

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