最終処分にまつわるコラムです。

情緒的処分悲観論を脱却できない小泉元首相

東日本大震災以降、高レベル放射性廃棄物の最終処分実現性への感覚的悲観論が蔓延している。一昨年8月、小泉元首相は処分事業が先行しているフィンランドを視察した後、「10万年だよ!300年後に考えるっていうんだけど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」と発言し、大きな波紋を呼び今日に至るまで大きな影響を各界に及ぼしています。彼の脱原発への転向も処分悲観論に由来しています。ですが本当に日本では地層処分はできないのでしょうか。今一度、科学的に評価して是非を判断する必要があるのではないでしょうか。

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